Make Claude API連携やり方|シナリオにAI文章生成ステップを追加する手順
MakeでClaude APIを使おうとして詰まった経験、ありませんか
HTTPモジュールの設定を見よう見まねで入れたのに、なぜかエラーが返ってくる。モデル名が古かったり、ヘッダーが足りなかったり——ハマりポイントが地味に多い連携作業です。
この記事では、MakeのシナリオにClaude APIを組み込んで実際にAI文章生成が動くまでの手順を、2026年時点の正しい設定でまとめます。コピペで使えるBodyテンプレートも載せているので、設定画面を開きながら読み進めてください。
💡 関連教材: ChatGPT業務自動化 実践テンプレート集(¥1,480) — API・スプレッドシート・メール・議事録・請求書をコピペで自動化する実装特化型テンプレート集(全22ページ)
AnthropicモジュールとHTTPモジュール、どちらを使うべきか
まず整理しておきたいのが、この2択の話です。
「MakeにはClaude用の公式モジュールがない」という情報を見かけることがありますが、それは古い情報です。2024年以降、MakeのモジュールリストにAnthropicが追加されています。
ただし、正直に言うと公式Anthropicモジュールだけでは足りない場面が多い。システムプロンプトの分離指定、Tool Use(Function Calling)連携、細かいヘッダー制御——これらが必要になった瞬間にHTTPモジュールが必要になります。
| 比較項目 | Anthropicモジュール | HTTPモジュール |
|---|---|---|
| 設定の手軽さ | ◎ 簡単 | △ 手順が多い |
| systemプロンプト分離 | △ 制限あり | ◎ 自由に設定可 |
| Tool Use対応 | ✕ 非対応 | ◎ 対応可 |
| ヘッダー自由制御 | ✕ | ◎ |
| Prompt Caching活用 | ✕ | ◎ |
単純な1問1答レベルの文章生成なら公式モジュールでも動きます。一方、実務で使えるシナリオを組むならHTTPモジュール一択と考えておいて問題ありません。本記事もHTTPモジュールをメインに解説します。
HTTPモジュールの設定手順|最小構成でエラーなく動かす
ステップ1|MakeシナリオにHTTPモジュールを追加する
シナリオ編集画面でモジュール追加ボタンをクリックし、検索欄に「HTTP」と入力。表示される候補から「Make a request」を選んでください。「Make an API Key Auth request」ではなく、通常の「Make a request」で構いません。
ステップ2|URLとMethodを設定する
URL: https://api.anthropic.com/v1/messages
Method: POST
URLは固定です。エンドポイントを間違えると即エラーになるので、コピペ推奨。
ステップ3|Headersを3つ設定する(ここが最重要)
Headersセクションに以下を3つ全て追加してください。1つでも欠けると動きません。
x-api-key:
anthropicversion: 2023-06-01
content-type: application/json
特に見落としやすいのがanthropic-version: 2023-06-01です。未指定の場合、APIは400 Bad Requestを返します。値は現時点で2023-06-01が正解。「古くない?」と思うかもしれませんが、Anthropicの仕様でこの文字列が必須です。
ステップ4|Body(JSONリクエスト)を設定する
Body typeを「Raw」に切り替えて、以下をそのまま貼り付けてください。
{ “model”: “claude-3-5-sonnet-20241022”, “max_tokens”: 1024, “system”: “あなたは日本語で丁寧に回答するアシスタントです。”, “messages”: [ { “role”: “user”, “content”: “” } ] }
**やりがちなミスを3つ先に潰しておきます。**
- `max_tokens`は**必須パラメータ**です。省略すると`400`エラーが返ります。1024〜2048あたりから始めるのが無難。
- モデル名は`claude-2`や`claude-3-opus`などの短縮形では動きません。`claude-3-5-sonnet-20241022`のように**フルのモデルID**を書いてください。
- `system`プロンプトは`messages`配列の中に入れるのではなく、**独立したキーとして外に出す**のが正式仕様です。messagesの中にrole:systemを書くOpenAI流の書き方はClaude APIでは効きません。
### ステップ5|テスト実行して確認する
設定が終わったら「Run once」でシナリオを1回実行。HTTPモジュールの出力バブルをクリックすると、レスポンスのJSONが表示されます。`status: 200`が返っていれば成功です。
---
## レスポンスの受け取り方と後続ステップへの繋ぎ方
Claude APIが返すJSONはこういう構造になっています。
{
"id": "msg_xxxx",
"type": "message",
"role": "assistant",
"content": [
{
"type": "text",
"text": "ここに生成されたテキストが入ります"
}
],
"usage": {
"input_tokens": 42,
"output_tokens": 156
}
}
生成テキストを取り出すには、MakeのマッピングUIで以下のパスを指定します。
これ、意外と知られていないんですがcontentが配列になっている点がポイントです。直接content.textと書いてしまうと値が取れません。content[]と配列アクセスの形にしてください。
後続モジュールへの接続例
取り出したテキストは次のモジュールにそのままマッピングできます。よく使う組み合わせを挙げると:
- Google Sheets:生成テキストをセルに書き込む(コンテンツ量産フロー)
- Gmail / Outlook:メール本文として送信(返信文章の自動生成)
- Notion:データベースのプロパティやページ本文に挿入
- Slack:チャンネルへの通知文として投稿
どれも「HTTPモジュールの出力→次のモジュールの入力テキスト欄」にマッピングするだけで動きます。
タイムアウトに注意
MakeのHTTPモジュールのデフォルトタイムアウトは60〜120秒です。max_tokensを4096以上に設定した長文生成では、このタイムアウトに引っかかることがあります。長文が必要な場合は、1回のリクエストで生成するトークン数を抑えて複数ステップに分割する設計を検討してください。
コスト感と運用上の注意点
連携を組んだあとに「思ったより費用がかかった」とならないよう、料金感覚も押さえておきましょう。
Claude APIの料金は2025年時点でこのくらいの水準です。
| モデル | Input(1Mトークンあたり) | Output(1Mトークンあたり) |
|---|---|---|
| Claude 3.5 Sonnet | $3.00 | $15.00 |
| Claude 3 Haiku | $0.25 | $1.25 |
日常的な自動化用途でコストを抑えたいならClaude 3 Haikuが現実的な選択肢です。品質と速度のバランスが良く、短文生成タスクなら体感的な差もほぼ感じません。
もう一点、Makeのオペレーション消費も頭に入れておいてください。HTTPモジュール1回の実行で1オペレーション消費します。レスポンスの加工にSetVariableやTextパーサーを重ねるとその分も積み上がります。無料プランで試している場合は月1,000オペレーションの上限を意識した設計が必要です。
同じシステムプロンプトを繰り返し使う構成なら、AnthropicのPrompt Caching機能が効いてInputコストを最大90%削減できます。ヘッダーにanthropic-beta: prompt-caching-2024-07-31を追加し、systemプロンプトのcontentブロックに"cache_control": {"type": "ephemeral"}を付けるだけで有効化できます。
今日やるべき1つのアクション
設定テンプレートを手元に置いたら、まずBodyのcontentを「今日の日付を教えてください」に書き換えてテスト実行してみてください。200レスポンスが返ってテキストが取り出せれば、あとの応用は全てこの最小構成の組み替えです。動く状態を先に作るのが、Make×Claude連携を最速で習得するコツです。
📘 もっと深く学びたい方へ
この記事で紹介した内容を、さらに体系的に・実務レベルで習得できる教材を販売中です。
ChatGPT業務自動化 実践テンプレート集(¥1,480)
API・スプレッドシート・メール・議事録・請求書をコピペで自動化する実装特化型テンプレート集(全22ページ)
- 動くGASコード・API設定手順・プロンプトをワンセット収録
- スプレッドシート連携/メール/議事録/請求書を実務レベルで自動化
- コピペで即動く実装コード(Python / GAS)付き
👉 今すぐ購入する
ChatGPT&Claude AIプロンプト集50選(¥980)
コピペで即使える実践プロンプト50種を全24ページに凝縮
- ビジネスメール・企画書・分析・コーディング等 8カテゴリ網羅
- ChatGPT / Claude / Gemini 全対応
- 変数を埋めるだけで即実務投入
👉 今すぐ購入する
関連記事
- n8n×Claude API連携のやり方|Makeより安いセルフホスト自動化構築手順
- Claude API Python 使い方入門|キー設定・コードサンプル・エラー解決まで
- Claude API×GASでスプレッドシート自動化|2025年版コピペで動く設定手順
関連ツール紹介
ブログ記事を効率的に量産するなら → Value AI Writer byGMOがSEO記事の自動生成に使える。月額1,650円から利用可能。![]()
おすすめツールの一覧はこちらにまとめている。